
FreeCADのキーボードショートカット完全ガイド|基本操作・ビュー切替など
FreeCADの生産性を高める必須キーボードショートカットを用途別にまとめました。ファイル操作、編集、ビュー切替、標準視点、ズーム・回転、ウィンドウ/タブなど、効率的な作業に必須なポイントを解説します。
公開日: 2025.10.20
ファイル操作
FreeCADでは複数ドキュメントを扱う場面が多く、ファイル系ショートカットを覚えると圧倒的に高速化します。特にCtrl+N/O/Sの基本三点に加えて、Ctrl+E(エクスポート)やCtrl+R(再計算)を組み合わせると、中間出力や変更反映をメニュー不要で回せます。
また、地味によく使うのが、Alt+F4は終了、Ctrl+F4はタブのクローズ。「CtrlとAltで違う」と覚えると混乱を避けられます。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| 新規作成 | Ctrl + N |
| 開く | Ctrl + O |
| 保存 | Ctrl + S |
| 印刷 | Ctrl + P |
| インポート | Ctrl + I |
| エクスポート | Ctrl + E |
| 再計算(Recompute) | Ctrl + R |
| 終了 | Alt + F4 |
編集操作
編集系のショートカットはOSに準拠しています。オリジナルで言うと、Spaceキーで「オブジェクトの可視/不可視を切替え」ですが、頻繁に使うので真っ先に覚えましょう。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| 元に戻す | Ctrl + Z |
| やり直し | Ctrl + Y |
| コピー | Ctrl + C |
| 切り取り | Ctrl + X |
| 貼り付け | Ctrl + V |
| 削除 | Delete |
| 更新(リフレッシュ) | F5 |
| ナビゲーション/編集モード解除 | Esc |
| 可視/不可視の切替 | Space |
ズーム・回転
FreeCADでも頻繁に使うのがズームと回転。Ctrl + +/−で倍率を素早く調整し、ボックスズーム(Ctrl + B)で注目領域へ即座に寄ることができます。Shiftで回転も頻繁に使うので覚えましょう。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| ボックス選択 | Shift + B |
| ボックスズーム | Ctrl + B |
| ズームイン | Ctrl + + |
| ズームアウト | Ctrl + − |
| 左回転 | Shift + ← |
| 右回転 | Shift + → |
ビュー切替
FreeCADは三次元作業になるため視点管理が重要。ビュー切り替えは確実にマスターしましょう。
おすすめのコンビネーションは、V → O/Pで直交・透視をトグルし、V → Fで全体、V → Sで選択範囲へ素早くフィットの二つ。
また、ウィンドウレイアウトの切替(V → D/U)も視界の確保に役立ちます。迷子になった時にV → F/Sを反射的に使えるようにしておくと復帰が速くなります。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| 直交投影ビュー | V → O |
| 透視投影ビュー | V → P |
| 全体を表示(Fit all) | V → F |
| 選択範囲を表示(Fit selection) | V → S |
| ドック表示に切替 | V → D |
| アンドック表示に切替 | V → U |
標準視点
標準視点の切り替えは数字キーでパチパチとできるため、「数字キーで標準視点切り替え」とだけ覚えておきましょう。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| 等角投影ビュー | 0 |
| 前面ビュー | 1 |
| 上面ビュー | 2 |
| 右面ビュー | 3 |
| 背面ビュー | 4 |
| 下面ビュー | 5 |
| 左面ビュー | 6 |
ウィンドウ/タブ
大規模設計ではタブと表示領域の管理は、生産性に直結する非常に重要な操作になるため、慣れてきたら切り替えをマスターすると作業のスピードアップができます。
Ctrl + Tabでタブを巡回し、Ctrl + F4で不要タブを素早く閉じます。F11(OS側)とAlt + F11(FreeCAD側)の全画面を使い分けると、検証や収録時に有効なレイアウトを即時確保できます。
| 動作 | ショートカット |
|---|---|
| 次のタブ | Ctrl + Tab |
| 前のタブ | Ctrl + Shift + Tab |
| ウィンドウを閉じる | Ctrl + F4 |
| 全画面(OS依存切替) | F11 |
| 全画面(FreeCADトグル) | Alt + F11 |