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「PuTTY」のキーボード操作時のキー割り当て・ショートカットまとめ

Windows用SSHクライアント「PuTTY」のキーボードショートカットを公式ドキュメントをもとに徹底解説。コピー&ペースト、スクロール操作、セッション管理など、リモート作業を効率化するショートカットをまとめました。

公開日: 2025.10.22

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基本操作

PuTTYキー割当ては、一般的なWindowsのOS設定のショートカットやアプリのショートカットと異なる部分があるため、かなりクセがあります。

特に、コピー&ペーストは一般的なアプリケーションと異なり、マウス選択でコピー、右クリックで貼り付けという独特の方式。また、スクロール操作やPageUpキーの挙動も異なる部分があるため、最初は戸惑いますが、焦らずよく使うキーから覚えていきましょう。

動作ショートカット
テキストをコピーマウスで選択(左ボタンでドラッグ)
テキストを貼り付け右クリック または Shift + Ins
コンテキストメニューを開くCtrl + 右クリック
スクロールバックを上にスクロールShift + PgUp
スクロールバックを下にスクロールShift + PgDn
1行ずつ上にスクロールCtrl + PgUp
1行ずつ下にスクロールCtrl + PgDn
スクロールバックの最上部へCtrl + Shift + PgUp
スクロールバックの最下部へCtrl + Shift + PgDn
フルスクリーンモードAlt + Enter
Break信号を送信Ctrl + Break
新しいウィンドウを同じセッションで開くCtrl + N
セッションをリセット (画面クリア+スクロールバッククリア)Ctrl + R

なお、PuTTYで接続した先のLinux/Unixサーバー上では、Bashなどのシェルが提供する強力なショートカットを利用できますが、これらはPuTTYアプリケーション自体の機能ではなく、サーバー側で動作するシェルの機能のため割愛します。

システムメニュー操作

PuTTYのシステムメニューには、イベントログの確認や設定変更、ターミナルのリセットなど、セッション管理に便利な機能が集約されています。これらの操作はウィンドウ左上のアイコンクリック、またはタイトルバーを右クリックすることでアクセスできます。

それ以外はシステムメニューからアクセスするのが基本です。

動作ショートカット
システムメニューを開く左上アイコンをクリック または タイトルバー右クリック
イベントログを表示システムメニュー → Event Log
設定変更システムメニュー → Change Settings
全テキストをコピーシステムメニュー → Copy All to Clipboard
スクロールバックをクリアシステムメニュー → Clear Scrollback
ターミナルをリセットシステムメニュー → Reset Terminal